北海道札幌 峠の鶏小屋

f:id:cmore:20180922101028j:plain

f:id:cmore:20180922101049j:plain

《お客様からの依頼》

札幌の郊外の養鶏所で玉子焼きのお店を直売している方からの依頼で、札幌市内に支店を開業したいのでデザインを考えてほしいと依頼がありました。

 

《デザインコンセプト》

考えたのは都会でありながら名前の通り“峠の鶏小屋”のイメージにデザインし、お菓子感覚でお土産としても買ってもらい、又、店内で食べられるよう素朴さを売り物にした。

 

店舗デザイン設計施工の事は、

www.cmore-okada.com

 

明治初期に建てられた家を、雪や寒さでも快適生活空間に

 

古民家再生全国コンクール【奨励賞受賞】

f:id:cmore:20180921164550j:plain

《完成イメージパース案1》

 

f:id:cmore:20180921164637j:plain

《完成イメージパース案2》

 f:id:cmore:20180921165726j:plain

 《内観パース》

 

《施主の要望》

  1. 雪対策、冬に雪を下ろさず屋根の雪が自然落下を要望
  2. 今の建坪は130坪あり、大きすぎる。減築をしリオフォームしたい。
  3. 今のイメージを大切にし、生活しやすく便利に
  4. 冬は暖かく、自然光が入る明るい家

 

《設計デザイン》

基本プランに時間をかけ建て主の希望を徹底的に聞き、図面だけでなく建て主がわかるようにスケッチやパースで打ち合わせをした。

既存の建物との取り合いを図り、和室は一度解体し再度組みなおし、新築部分はこれと調和をとった。

 

《設計、施工の主旨及び、特徴点》

・歴史ある家をどう住みやすく、伝統家屋の持ち味をどう表現し、雪の不安なく生活できるか。これらの事から、地盤調査から始め、基礎を高めにし、基礎巾を180mmにした。

・建物の左半分は既存の材料を使い、柱を150mm角の桧材に、長押は欅を使った。天井板は今ある天然秋田杉を使い、汚れを落とし、古色塗装で仕上げた。建具はできるだけ今あるものを使い、色を合わせ塗装した。広縁の奥を利用し、3畳の茶室とした。既存の材料と新材との調和に気を使い古さを出した。

・生活する右半分はコンパクトにまとめて、便利に動きやすい空間とした。既存の家具・照明器具を使ってレトロな雰囲気まとめました。

・冬寒くないように、床暖房を使用し、断熱材に硬質ウレタンを吹付し、建て主の要望をクリアしました。

 

《建て主の再生後の所感》

今年の冬、雪が降る前に屋根が完成したので、屋根の雪が積もらず自然に落ちることを確認でき安心した。

玄関は今までのイメージでリフォームが出来ているので、この家を知っている方や姉妹に大変喜ばれた。

玄関を入ってすぐが来客用の洋室(大正風をイメージ)その隣は和室(8畳)と仏間である。この2部屋は建具を外すと大広間になる。溶質と和室の建具はふすまと洋風建具の二重になっているのも面白い。

和室8畳は依然の材料(柱:桧、長押:欅、天井:秋田杉)を汚れを落とし再利用し塗装して再利用している。建具も襖を張替え障子戸も再利用しているので、以前の家にいる感じする。仏間はスペースの関係で小さくなったが、天井や壁は以前のイメージで造ってもらった。隣の広縁の奥を茶室にしてもらい趣のある縁側となった。以前あった5間通しの杉の長押も広縁に再利用し、外壁部分はサッシと以前あった障子が入り、趣

 

のある縁側になった。

右の生活空間のリビングの梁は以前のものを使い、1尺角の大黒柱を設置した。キッチンから裏口に出やすく、また車庫につながっているので便利である。

2階は広く物置にしてもらい、今までの生活道具や、以前からあった先祖の物を置く事ができて良かった。

庭も少しづつ整備され快適な生活ができ満足している。

 

 【完成写真】

f:id:cmore:20180921170629j:plainf:id:cmore:20180921170703j:plainf:id:cmore:20180921170848j:plain

 

 

古民家再生のお問い合わせは 

www.cmore-okada.com

 

舞踏の創始者/土方巽がよみがえる 鎌鼬美術館

 

f:id:cmore:20180904083151j:plain

                              クリックで拡大

秋田県羽後町田代の旧長谷山邸(羽後町所有)にある蔵を美術館にリノベーション

1965年 舞踏の創始者土方巽(1928~1986秋田市出身)」を写真家「細江英公氏(1933~東京出身)」が農村をテーマにこの田代で写真を撮影。

1969年、前年に開催された細江氏の個展「とてつもなく悲劇的な喜劇 日本の舞踏家・天才〈土方巽〉主演写真劇場」展(銀座ニコンサロン)での出品作を発展させた、写真集「鎌鼬(かまいたち)」としてまとめられ、世界に誇る写真集して評価をされている。細江英公氏と土方巽の研究者である慶応アートセンターの全面支援を受け、美術館の話が盛り上がり、当社が依頼を受けこの建物を調査し、プランをデザインすることになった。

この美術館の建物は三階建てで蔵の部分は二階建て、その上に母屋の和室が乗っている特殊な構造になっている。リノベーションにあたり、この地にふさわしく自然で素朴にまとめ、旧長谷山邸のイメージを壊さず、人工的なものはできるだけ見せないよう古民家風に仕上げた。

美術館敷地の前面には、稲架掛けをモニュメントにし稲を掛け、その当時の撮影風景をイメージした。

入口の看板も稲架掛けの材料に取付をし、美術館のロビーへは既存の欅の大戸のくぐり戸から入ってもらうよう考慮した。

蔵の前室は農家の作業場から発想を得て、田植えの時に使用する「カタ」に照明を取付し素朴にまとめた。

蔵内部の梁や柱はうるし塗の蔵座敷だった。展示什器は元の雰囲気に溶け込みよう既存の色に統一しデザインした。

美術館のオープンは日本の舞踏家をはじめ、海外からも注目されている。

運営はNPO法人鎌鼬の会」が行っている。

 

www.cmore-okada.com

 

 【美術館入口】

 

f:id:cmore:20180904083729j:plain

【ロビー部分】

f:id:cmore:20180904083806j:plain

【展示室】

f:id:cmore:20180904083906j:plain

【展示室奥より内蔵入口を見る】

f:id:cmore:20180904083829j:plain

【展示物】f:id:cmore:20180904083932j:plain 【長持ちを使った展示】

f:id:cmore:20180904084044j:plain

ファサード

f:id:cmore:20180904084143j:plain

 

羽後町田代地区は七曲峠のつづら折りの道を登り、山並みに囲まれた台地上の集落である。集落は水田が広がり、田には稲架(はさ)が林立し山裾には茅葺きの民家が数多く、日本の原風景が残る里である。

懐かしくて新しい、和モダン感覚の団らん室

 

f:id:cmore:20180828185934j:plain

                               クリックで拡大

 

ご両親の建てられたこの住まいは、築25年でした。ご家族の思い出が刻まれると同時に、老朽化も目立ち始めていました。「愛着はあるけれど、冬は寒く、使い勝手も悪いので、一新したい。子供が結婚し、3世代同居住宅になるので、家族みんなが一堂に集まれる団らんの場が欲しい」と施主様のご希望でした。

【コンセプト】

既存の階段室と和室6畳を合体させて団らん室にしました。床、天井、壁に天然素材をふんだんに使い、温かみのある落ち着いた空間に仕上げました。空間の一角に設けた囲炉裏スペースからは、庭御眺めながら思い思いのスタイルでゆっくりとくつろいでいただけます。 

 

全国リフォームデザインコンテスト受賞 

全国最優秀賞 受賞

f:id:cmore:20180828192126j:plain

審査委員長の辰巳達郎氏の感想

「古民家再生が一つのブームになっているが、全国最優秀賞は古民家ではない普通の木造2階建て家屋をうまく古民家風にリフォームしている。細部に対して配慮されたテクスチャーも、リフォーム後の変化が判り易いしポリシーもはっきりしている。最も大賞にふさわしい作品であった。」

 

リフォームのことなら秋田県美郷町の建設会社 

www.cmore-okada.com

 

《アフター》

f:id:cmore:20180828191234j:plain

 

f:id:cmore:20180828191251j:plain

 

 

 

《ビフォアー》

f:id:cmore:20180828191415j:plainf:id:cmore:20180828191432j:plain

 

 

 

 

 

秋田の素材を活かす、古民家和食レストラン

 

 

f:id:cmore:20180828092141j:plain

                                 クリックで拡大

 

この店舗は、ビルの中の空間を利用した古民家和風レストランです。料理の食材は納豆、豆腐、地物野菜を中心とした地物食材を提供し、内装は本物の素材を使い、秋田らしい骨太な中にもやわらかい落ち着いた雰囲気を演出しています。

(デザインコンセプト)

天井の梁や柱は古材を使用し、店舗の入口にいろりとかまどを設置、昔ながらの民家を再現なつかしさとデザイン性を重視

 シーモワオカダデザインでは、社内に古材の大倉庫が有り、古材を常時ストックしてあり、割高に思われがちな自然素材建築のコストダウンを行い、再利用します。

 

www.cmore-okada.com

 

 

【実際の店舗】

 

f:id:cmore:20180828093325j:plain

f:id:cmore:20180828093359j:plain